日商簿記検定1級合格者からのメッセージ
投稿者 Aさん(2009年10月1日投稿)
2008年度経営学部在学生対象奨学助成金制度に応募し、採用されました経営学部3回生Aさん(女性)から、以下の投稿がありましたので、紹介させていただきます。
彼女は、この制度に応募され、日商簿記検定1級合格を目指して取り組み、そして見事合格されました。その受検の動機、今の気持ちと今後の目標、そして、経営学部同窓会奨学助成金制度について、以下のように述べられています。
・日商簿記1級の受験の動機
私が日商簿記1級を学ぼうと考えた動機は、「このまま税理士の勉強に入ってもよいのだろうか」と考えたからです。
私は大学に入学する前から、税理士になろうと決めていました。1回生の時は、簿記を勉強できるクラブに入り自分の目標に向かって努力していました。しかしこの「税理士になる」という目標は自分自身で考え抜いて決めたものではなく、周りの人の意見を基とし決めたものだったので、将来の事を真剣に考えるにつれ、税理士という目標に迷いが生じてきました。クラブの仕組み上2回生の時に比較的自分の自由な時間ができ、2回生の時税理士の勉強に入るのか、それとも違う道を探し勉強するのかという選択が将来の自分を大きく変えると思い、とても悩んでいました。その時に履修していた授業で「仕事というものは生きがいに出来るかどうかがとても大切である」と学びました。この言葉に非常に共感しもう一度将来についてよく考えてみました。簿記を勉強し、簿記を通して社会を知る事ができ面白いと感じていました。しかし、このまま税理士の勉強に入るとなると「将来税理士になる」という強い気持ちが必要だと思い、迷って悩んでいる自分には欠けていると思いました。そこで簿記1級を勉強し1級取得を目指そうと考えました。税理士という専門分野ではなく、より深く会計を理解し、本当に会計に携わる事を自分の生きがいに出来るかどうかを突きつめたいと考えたからです。
・今の気持ちと今後の目標
自分を支えて下さった方や応援して下さった方に、良い結果を報告させて頂けて本当にうれしく思っております。この1年間は簿記をより理解する楽しさはもちろんの事、自分を支えてくれている家族や周りの方々の大切さに改めて気付き感謝することの大切さや、合格のためのスケジュール立て、時間管理の大切さなど、今後生きていく上でも大切なことを沢山学ぶことが出来、素晴らしい1年であったと感じています。ありがとうございました。
今後は、まだまだ自分の生きがいに出来る仕事がどのようなものなのか探している状態なので、就職活動に積極的に取り組む事により、常に自分自身に問いかけ見つけていきたいと考えています。あと1年半の大学生活を、1日1日を大切に生きていくと共に、将来に向けて成長できるように有意義なものにしていきたいと考えます。
・経営学部同窓会奨学助成金制度について
自分の目標をプレゼンすることでご理解いただき、支援していただけるというのは、とても有り難い制度だと感じます。同窓会の皆様に納得して応援していただけるようなプレゼンをするために、沢山考え抜き、考えを整理する事が出来るので新しい行動に移すための良い機会にもなると考えます。また自分という人間に投資していただけるので、自分の目標を達成させるためのやる気にも繋がると感じました。自分が成長することに資金という非常に重要な面で支援していただけるこの制度を、より沢山の人が知り、応募することが、個人の成長やこの制度の発展に繋がると考えます。
目標を達成するために支援していただいた同窓会の皆様とこの制度にとても感謝しています。ありがとうございました。
経営学部同窓会では、より多くの学生にこの機会を活かしてほしいと考えておりますので、みなさんもぜひ将来の夢の実現のために利用してください。